本文へスキップ
トップ/沢の保全活動について

STREAM CONSERVATION

沢の保全活動について

この流れを、
次の持ち主にも。

沢のある土地を見つけること。その沢が、これからも大切に扱われること。沢バンクは、この両方を事業の中で育てていきたいと考えています。

自分たちの保有地を出発点に、水際の環境を守り、変化を記録し、その記録と手入れの考え方を次の所有者へ引き継ぐ。私たちの保全方針と、これからの取り組みをまとめました。

山梨県北杜市武川町柳澤で撮影した、川底の小石が透けて見える沢
山梨県北杜市武川町柳澤。当社保有地とその周辺で撮影した沢。

OUR PRINCIPLES

残す。汚さない。見続ける。

手を入れる前に、その場所の水と地形を知ることから始めます。

01

水際の植生を残す

沢沿いの木や下草は、日陰や生き物の居場所をつくり、土砂の流入を抑える働きを持ちます。草刈り・伐採は通路や利用場所など必要な範囲に絞り、植生を残す場所を地図に記します。

残す範囲は一律の距離で決めず、斜面・植生・増水する範囲を見て検討します。

02

排水と泥を入れない

炊事・風呂・トイレの排水経路と、土を動かした場所からの泥の流入を確認します。処理方法を確保できない段階では、排水・し尿の回収と適切な処理を基本にします。

「沢から離れている」「生分解性である」だけで、流してよいとは判断しません。

03

同じ場所を見続ける

写真、水温、流水の状態、最近の雨、生き物や岸の変化を、日付とともに残します。水が流れていない日も、その場所を知るための大切な記録です。

一度の観察で、通年の流水や渇水の原因を決めつけないようにします。

植生の働きの参考:林野庁「渓畔林が有する公益的機能発揮の評価」(PDF)

ON THE GROUND

自分たちの土地で、確かめること。

現地での点検は、次の項目を基本に進める方針です。作業の前に管理区分や必要な手続きを確認します。

保全と利用の範囲

植生を残す場所、人が使う場所、沢へ下りる通路を分けて図面に記録。自然の落ち葉や倒木は、生息環境としての役割も見て扱います。

排水・し尿の処理

洗い物を沢で行わず、未処理の排水を流さない方法を用意します。携帯トイレなどで回収し、地域の処理ルールに従います。距離だけを根拠に浸透・埋設を勧めません。

土砂・油・ごみ

土を動かす範囲を小さくし、雨で泥が流れ出る状態を放置しません。給油は水際から離れた場所で受け皿を使い、人工ごみや灰・炭は回収します。

水の利用と生き物

取水の用途・時間・量を把握し、下流の利用者や管理者と相談します。自己判断の放流や流路変更を避け、元からいる生き物の環境を守ることを優先します。

参考:国土交通省 中部地方整備局「河川利用に関するFAQ」 / 山梨県「イワナ、ヤマメ、アマゴの放流を考えている方へ」

OBSERVATION

変化を、日付のある記録に。

上流側・利用場所付近・下流側など、安全に観察できる地点を決め、月1回程度を目安に同じ構図で記録する計画です。

増水時には近づかず、水が引き、安全を確認できてから観察します。水位や見た目だけで正確な流量を示すことはせず、「流水の状態」として記録します。

観察記録の項目

日時・天候
観察日時、最近の雨、晴天が続いた日数
流水の状態
流れている/途切れる/水たまりだけ/水なし
写真・水温・濁り
同じ地点・構図、測定した条件も併記
生き物・周囲の変化
見られた生き物、ごみ、岸の崩れ、工事など
手入れ・相談
実施日、場所、内容、管理者等への確認事項

PASS IT ON

土地と一緒に、守り方も引き継ぐ。

次の所有者が、その沢を知るところから始められるように。写真と履歴、管理の方針を一つにまとめる仕組みを目指します。

保全と利用の地図

植生を残す範囲、利用場所、洗い場・トイレ、観察地点を整理。利用の可否や管理者が未確認の箇所は、未確認と示します。

流水と手入れの履歴

過去の記録を消さず、日付付きで追加します。地形からの推定、公的地図の記載、現地で見た水の状態を区別して伝えます。

続けるための情報共有

近隣の地権者や水を使う方々との情報共有、専門家への相談、継続に必要な費用の確保を検討します。

NEXT STEPS

これからの進め方と、公開する記録。

このページは保全方針・活動計画の紹介です。以下の点検・定期観察・引継ぎ資料づくりについて、実施済みの実績を示すものではありません。(2026年10月22日公開)

  1. 現況を整理する

    植生を残す範囲、排水経路、泥が流れ込む場所、観察地点を地図と写真にまとめる。

  2. 管理者・専門家に確認する

    沢の管理区分と作業内容を相談し、必要な手続きや手入れの優先順位を確かめる。

  3. 季節を通じて記録する

    同じ地点を見続け、観察結果に応じて管理方法を見直す。次の所有者へ渡せる資料に育てる。

活動の記録は、日付・場所・実施内容・確認できたことをセットにして蓄積していく方針です。保全した区間や改善箇所、観察地点など、確かめられる内容で取り組みを伝えます。

北杜市での管理区分・作業の相談先:北杜市「河川の占用について」。工作物の設置や掘削などを始める前に、対象の場所と内容を確認してください。

CONTACT

沢を大切にする方と、一緒に考えたい。

保全に関する情報提供や、記録・管理方法へのご意見をお寄せください。

保全について問い合わせる

お問い合わせ先:info@sawabank.jp

当社のモデル沢地について見る →
沢バンク公式LINE担当者と直接相談できます 友だち追加