ABOUT
沢のある土地とは
水があるだけで、土地の使い方は大きく変わります。同時に、確かめておくべきことも増えます。その両方を書きます。
VALUE
沢があると、何が変わるのか
水が近いことは、風景の話だけではありません。土地の使い方そのものが変わります。
音と温度が変わる
沢が敷地内を通ると、常に水音があり、夏は谷筋を冷たい空気が下りてきます。キャンプ場やグランピング施設が水辺を核に据えるのは、この体験価値のためです。
生活用水の可能性
沢水・湧水・伏流水は、自給的な暮らしを考える方にとって重要な条件です。ただし飲用可否は水質検査が、利用可否は権利関係の確認が必要です。
希少で、早く決まる
沢に接する土地は全体のごく一部です。条件の良い区画は市場に出てから短期間で決まる傾向があります。
流れの速いところ
浅く広がるところ
2枚は同じ沢の別の区間です。 沢は場所によって流れ方が変わり、季節によって水量も変わります。 物件を見るときは、この2枚くらいの差が同じ敷地の中で起きうると考えてください。 とくに冬に涸れるかどうかは、渇水期に現地へ行かないと分かりません。
HOW
どうやって沢を判定しているか
物件の説明文に「沢」と書いてあるかどうかではなく、土地の側から先に判定しています。
水の線は由来ごとに分けています。 濃い青は地図に記載のある河川、紫は公図上の水路敷、破線は地形から推定した流路で、 確からしさを80〜100・60〜79・40〜59の段階に分けて色を変えています。 現地で流水を確認できたものは実線に切り替えます。
左下は、沢が通過する長さの上位です。この筆ごとの数字が、掲載時の「沢の通過長」になります。
- 沢筋の推定
- 国土地理院の地形データ(DEM)から水の集まる方向を計算し、流路になりうる筋を抽出します。
- 土地との突合
- 法務省の登記所備付地図データと重ね、どの地番に沢が接する/通過するかを判定します。
- 7つの指標
- 沢との関係、通過長、集水域、傾斜のゆるさ、平坦地の広さ、冬季日照、災害区域の該当。
- 公的情報の照合
- 土砂災害警戒区域、洪水浸水想定区域などを国土交通省のデータと照合します。
- 現地の確認
- 地形の解析だけでは実際の流水は分かりません。掲載元・所有者様のご許可をいただき、現地で撮影します。
- 解析範囲
- 地形解析(SAWA)は山梨県北杜市・韮崎市の約87,000筆で実施済みです。それ以外の地域の掲載物件は、掲載元の情報をもとに沢との関係を整理しており、解析値は表示していません。範囲は順次広げています。
画面に出ているのは第1段階です。 地形データから流路を推定するところまでが机上の作業で、 ここで引いた線は「水が流れている可能性が高い筋」であって、流水の確認ではありません。 実際に水があるか、通年で切れないかは、現地に行くまで分かりません。 推定の段階と現地で確認した段階を、画面上でも掲載上でも分けているのはこのためです。
CAUTION
先に知っておいていただきたいこと
沢の水は、自由に使えるとは限りません。 河川法や地域の慣行水利権により、取水や工作物の設置に制限がかかる場合があります。利用を前提とされる場合は、必ず事前に管轄部署へご確認ください。
境界が不明な土地が多くあります。 山林・原野は地籍調査が済んでいないことが多く、実際の範囲が公図と一致しない場合があります。
沢筋は推定を含みます。 1mの地形データでも、暗渠・パイプ排水・樹冠に隠れた細流は捉えられません。渇水期に水が切れる沢もあります。
建てられるとは限りません。 接道、都市計画、保安林指定、開発許可など、建築や造成には別の条件が関わります。当サイトはその可否を判断するものではありません。
当サイトは候補地を探すための机上の一次資料です。資産価値の上昇や、開発・利用の可否をお約束するものではありません。最終的なご判断は、必ず現地確認と掲載元・専門家へのご確認のうえでお願いします。